プログラミング手法を学んでもシステムは開発できません.なぜなら,たとえば金融システムを開発するには金融の仕組みや金融に関する知識が必要だからです.プログラミングは手段にすぎないのです.同様に,デジタル技術を学んでもDX(デジタル変革)は起こせません.なぜなら,デジタルは手段であって本質は変革を起こすことだからです.変革を起こすためには,それぞれのビジネスの仕組みやその問題点,新たな価値を生み出すためのイノベーション創発手法に精通することが必要です.特に,DXの最終目標である「デジタルによる異分野融合イノベーション」を達成するには,複数の業界・分野・ビジネスモデルに関する理解が欠かせません.
そこで,崇城大学IoT・AIセンターが中心となって推進している、「異分野間の地域資源をつなげることによって新たなつながりから新たな価値観を創出すること(異分野融合イノベーション)」を目的とした「地域DX」の実証実験がスタートします.本実証実験の特長の一つは、崇城大学IoT・AIセンター長の星合隆成教授が1998年に提唱した「P2P」、ならびに、2011年に提唱した「SCB理論」に基づいて推進されることです.SCB理論は,個々のDXの取り組みを「横ぐし」にし,個々のDXの取り組みの最大公約数となるプラットフォーム(共通基盤)を構築するための共通言語です.
SCB理論に基づいて,IoT, AI, xR, メタバース, P2P, Web3.0などの最先端ICT技術でDXハブ(地域資源)をつなげることによって、地域DX・地域イノベーションのためのプラットフォームを構築します.
この実証実験には、熊本市、上天草市、肥後銀行、NTT西日本、道の駅阿蘇、蔦屋(ニューコワン)、イデアITカレッジ阿蘇、熊本YMCA学院、成蹊大学吉見研究室、RKKCS、ナレッジコミュニケーション、九州ソフタス、株式会社F、谷田病院、熊本放送、くまもと県民テレビ、テレビ熊本、くまもと経済、一般社団法人SCBラボ、DXfKなど21団体が参画しています.
なお、本実証実験を進めるに際して、
①ソニーセミコンダクタソリューションズ、ヘッドウォータース、FastLabel、崇城大学IoT・AIセンターによるパートナー事業が締結されました.
https://www.cis.sojo-u.ac.jp/index.php/topix-of-iot-ai-center/160-sonyproject230127.html
・人工知能学会第37回全国大会に出展【こちら】
・パートナー事業に関してNHKの取材を受けました【こちら】
・パートナー事業に関して日刊工業新聞の取材を受けました【230314日刊工業新聞27面】
②肥後銀行、崇城大学、SCBラボによる包括連携協定が締結されました.
https://www.cis.sojo-u.ac.jp/index.php/topix-of-iot-ai-center/170-higobank230302.html
③早稲田大学,崇城大学,SCBラボによる包括連携協定が締結されました
https://www.cis.sojo-u.ac.jp/index.php/topix-of-iot-ai-center/148-waseda200715.html
https://www.cis.sojo-u.ac.jp/index.php/topix-of-iot-ai-center/91-2021-08-09-01-59-13.html
④関連記事
【雑誌】 【エプソン社取材】 【トライキャスター取材】【Sony取材】
【実証実験の記者会見】
趣旨説明および基調講演を行う星合センター長(2023年4月24日崇城大学学術講演会室)
【実証実験に関する総務省講演について】
ジョブラボぐんま、総務省関東総合通信局、DXfK共催のDXシンポジウムにおいて、崇城大学IoT・AIセンター長の星合隆成教授が本実証実験に関する講演を行いました.これまでに類を見ないチャレンジとなる本実証実験に関する講演を、ぜひ、ご視聴ください.【講演動画】【ニュースリリース】
【講演資料をダウンロード】
https://scblab.jp/images/2023/03/14/20230321soumu.pdf
【参考:過去の総務省共催シンポジウム】
https://p2p-scb.net/article/soumusyoushinpo20171209.pdf
https://p2p-scb.net/article/soumusyo20220329.html
【取り組み事例】
【実証実験の推進体制】
▪共同代表(総合プロデュース): 星合隆成(崇城大学)【プロフィール】
▪共同代表(運営責任者): 馬場博史(DXfK)
▪共同代表(技術責任者): 渋谷勝也(NTT西日本)