2023年8月5日に熊本市の友好都市である独国ハイデルベルク市の高校生14名をはじめ熊本県内の高校生ら総勢42名が見学に訪れました。
友好都市である熊本市とハイデルベルク市における16~18歳の若者同士が国際交流を通して異文化理解を深めることを目的とする「熊本市・ハイデルベルク市青少年交流事業」の一環として、主催する熊本市教育委員会からの「次代を担う両国の高校生に最先端のICT技術を体験させてほしい」という依頼により実現しました。
ナビゲーションスタジオを体験
メタ空間スタジオを体験・活用
高校生らはメタ空間スタジオで星合隆成センター長が提唱する「リアル・メタバース」の世界を体験した後、メタ空間スタジオに動画や画像を投影し日独の若者の距離を縮めるワークショップに挑みました。
メタ空間スタジオを体験
相互理解に向けてどんなコンテンツを作成しメタ空間スタジオに投影するか検討中
A班は日独の高校生の友情にあふれた空間を演出
B班はハイデルベルク市で新年以外禁止の「花火」をメタ空間スタジオを用いて体感させる「非日常コンテンツ」を制作
そして、サプライズとして3つ目の動画コンテンツが発表されました。熊本の高校生が、極秘に制作したフルCGコンテンツを当日持ち込んでメタ空間スタジオに投影しました。高校生とは思えない見事な出来栄えでした!
見事なフルCGコンテンツに参加者全員で喝采しました!
学生クラブメンバーがプログラミング技術を披露
デモンストレーションとして、IoT・AIセンター学生クラブ副代表でスリランカからの留学生のディヌーシャさん(情報学部3年生)が、高校生から預かった画像から顔を検索するようプログラムした「Find Me!(わたしを探して!)」というゲームを披露し、当人を探した人にお菓子をプレゼントするというアトラクションをおこないました。
ゲームを制作したディヌーシャさん(右)と通訳のシリアさん
写真の中から顔を抽出し「Find Me!」
IoT・AIセンター学生クラブとSCB放送局メンバーによるサポート
今回、両国高校生によるワークショップにおいて動画作成や演出といった技術的サポートをIoT・AIセンター学生クラブ代表の荒田さん、SCB放送局リーダーの帖地さん(ともに情報学部3年生)が担当しました。見事にサポート役をこなした3人の学生に対して、ハイデルベルク市青少年問題連絡協議会(Stadtjugendring Heidelberg e.V)シュテフェン・ヴェルナー(Steffen Woerner)事務局長から感謝を込めたプレゼントが手渡されました。
中央がサポートしてくれた三人(左から帖地さん、荒田さん、ディヌーシャさん)
サポート役の三人に対して感謝を込めてプレゼント