政策アイデアコンテストで受賞

2022年11月19日に熊本大学で開催された大学コンソーシアム熊本「令和4年度 地域課題解決のための政策アイデアコンテスト」において未来情報コースの「北区福祉グループ」が審査員特別賞を受賞しました。

大学コンソーシアム熊本が主催する「令和4年度 地域課題解決のための政策アイデアコンテスト」では、熊本県(特に水害被害にあった人吉地域)と熊本市の現状を分析し、10年後の未来を想定したうえで地域の課題を解決するアイデアが募集されました。

2022年10月11日の予選(書類選考)に対して、崇城大学情報学部未来情報コースの講義「異分野イノベーション」を受講するチームから4グループが熊本市の政策アイデア部門に応募し、そのうち「北区福祉グループ」「熊本市北区連携プロジェクト子供班」が本選に進みました。応募の際の記事はこちら

全景

 

2022年11月19日(土)午後1時から開催された本選では予選を通過した熊本県への提案5件と、崇城大学からの2件を含む熊本市への提案12件が発表されました。

「北区福祉グループ」は、北区弓削校区3町内自治会と推進する認知症予防を目的とする多世代交流コミュニティ構築の取り組みを紹介し、取り組みを全市に拡大することで10年後の熊本市の認知症対策の柱としたいという提案を発表しました。取り組みの概要はこちら

北区福祉グループ2

 

また、「熊本市北区連携プロジェクト子供班」は,北区内の北部中学校JRCや北部公民館と連携して推進する中学生が活躍するコミュニティ構築を紹介し、取り組みを拡大することにより10年後の熊本市中学生がボランティア活動のみならず地域ビジネスの分野において活躍することにより、熊本市の活性化を図るアイデアを提案しました。ほくぶフェスタでの活動の報告はこちら

熊本市北区連携プロジェクト子供班2

 

多世代交流により認知症予防を実現するアイデアを提案した「北区福祉グループ」が審査員特別賞を受賞しました。

北区福祉グループ審査員特別賞

 

他の提案者のアイデアが多額の財源を要したり、財源について考察されていないものが多かったのに対して、崇城大学2チームについてはSCB理論を用いて既に存在する資源を利用するコンセプトを用いた持続可能なアイデアを提案したことで、審査員から「実現可能性が高い」との講評をいただいていただけに、北区福祉グループは今後さらに上位の受賞を目指すとコメントしていました。

このような成果を上げる研究フィールドを提供してくださっている熊本市北区役所のみなさまに心から感謝するとともに、SCB理論を用いた活動が地域課題の解決に役立てられることを祈念しています。